英検®︎4級の小学生合格率とは?
小学生の英検®︎5級の合格率は約80%、英検®︎4級で約60%と言われています。
5級で中学校初級レベル、4級は中学校中級レベルの英語力が求められるため、小学生にとっては挑戦的な試験となると思われます。
英検®︎4級と5級の違い
小学生が英検5級と4級を受験する際の比較は、試験内容、レベル、必要な語彙数などにおいて大きな違いがあります。
それぞれの特徴を表にしてみました💡
5級 | 4級 | |
試験のレベル | 中学初級レベル 挨拶や自己紹介のような簡単な日常会話が主な出題内容。 | 中学中級レベル 過去形・未来形といった文法や長文読解 リスニングのスピードも5級より速くなる |
必要な語彙数 | 約300〜600語 | 約600〜1,300語 |
リスニング | ゆっくりとした会話で、シンプルなやり取りが中心 | スピードが上がり、2人以上の会話などより具体的な状況設定が含まれる |
長文読解 | 簡単な会話文や短文が中心 文法の理解を確認する基礎的な問題 | 長文読解問題が加わり、内容理解力が試される |
準備期間 | 初心者でも比較的短期間(数ヶ月)で準備ができる | 過去問を用いたしっかりとした対策が必要 |
小学生にとっての難しさ4つのポイント
小学生が英検®︎4級を受験するのが難しい理由4つは以下から↓
- 語彙量の不足
- 文法が難しい
- 長文読解が負担になる
- リスニングのスピード
1. 語彙量の不足
英検4級は「中学中級レベル」に相当し、600~1,300語の語彙が必要です 。小学生にとっては、この語彙量をカバーすることが大きなチャレンジとなります。身の回りの単語が多かった5級と違い、難しい単語も増えてきます。
2. 文法が難しい
5級ではあまり問われなかった複雑な文法事項(過去形、未来形など)や、語句の並べ替え問題が出題されます。
これが小学生にとって、特に文章読解やリスニングの応用力を要求されるため、難易度が高く感じられることが多いです 。
3. 長文読解が負担になる
4級では長文の内容一致問題も含まれており、リーディングの量が一気に増えます。
小学生にとって、集中力と理解力が試されるため、特に時間配分が難しくなることがあります。
4. リスニングのスピード
リスニング問題の会話のスピードや内容も、5級と比べて難易度が上がるため、普段から英語を聞き慣れていないと対応が難しいです。
実際の試験では、瞬時に理解して選択肢を選ばなければならないため、プレッシャーを感じやすい部分です 。
平均年齢から見る英検4級の挑戦時期
英検4級を受験する学年に関して、主に中学生が多く受験していますが、最近では小学生が挑戦するケースも増えています。
一般的に、英検4級は中学1年生がターゲットとされていますが、英語教育の先取りをする方が増えているため、3、4年生から6年生の間で受験する小学生も少なくありません。
まとめ
小学生が英検5級に挑戦する場合は、基礎的な英語力を問われるため、初学者でも比較的簡単に合格できることが多いです。
その一方で、英検4級はより応用力や語彙力が必要となり、しっかりとした準備が求められます。
それぞれの試験に応じて、適切な学習プランを立てることが重要です。